アレルギーとたたかう
理学療法士 及川より
 
素朴な疑問!
妊娠するとその女性のお腹に命が宿りますね
胎児とお母さんは、別々の人ですよね。
 
・・・
・・・
当たり前のことですが
・・・
・・・
 
アレルギー反応を考えると
とっても大変なことだと思いませんか??
 
アレルギー反応を説明する時によく登場する
 

「自己」と「非自己」

 
すなわち
 

「自分」と「自分以外」

「自分の細胞」と「自分以外の細胞」

 
とも言い換えられますね。
 
非自己(自分以外)の細胞に
攻撃するのが免疫システムですよね。
 
そのおかげで、体はたくさんの外敵から守られています。
 
そこで問題・・・
 
胎児は、お母さんにとって
「自己」?
(ちなみに臓器の移植の時に一致しないと拒絶反応を起こすHLA(human leukocyte antigen)。このHLAが母と子(母体と胎児)で一致する確率は低いそうです。)
 
 
したがって、お母さんにしてみれば、
我が子であっても、ほとんどの場合
「非自己」なのです。
 
それでは、どのようにして
我が子に攻撃せずにすくすくとお腹の中で、
育っているのでしょうか?
 
詳しい話をすると
とっても難しくなってしまうので
分かりやすくお伝えしますね。
 
(詳しく知りたい方は、参考文献のJAPANESE SOCIETY OF ALLERGOLOGY Vol63 No.1 2014 1-4「妊娠と免疫」をご覧ください。)
 
妊娠中期以降

エストロゲン(卵胞ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)

この2つのホルモンがたくさん分泌されます。
 
この2つのホルモンの増加は、
母親のTh1とTh2の割合を変え、
Th2を多くします。

(Th1とTh2については、細かい話になるので、ひとまず、スライドで簡単に説明を乗せておきますね。)
 
 
つまり
Th1を少なくすることで
Th1細胞が、胎児を攻撃しないように
調整しているということです。
 
もっと詳しく知りたい方は、
 
こちらのブログよりお読みください。
https://ameblo.jp/allergie-therapist/entry-12360544506.html
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及川文宏 理学療法士
日本アレルギーリハビリテーション協会 代表
Mail:allergy.rehabilitation@gmail.com
福のしま研究会 会長
アレルコア 代表
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