紅葉が綺麗な季節ですね?
食べ物も美味しいし、
素敵な季節?
 
ただし、
肌の乾燥に悩まされる人にとって
だんだん辛い季節。
 
 
湿度計の値が、ここ数日、
だんだんと低下してきていますね。
 
保湿するためにワセリンや保湿クリームを
使用している方も多いと思います。
そこで、生じる素朴な疑問…
 

「肌は、なぜ乾燥する?」

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保湿クリームを塗らなくても
潤いのある肌の人は、
なぜ、乾燥しない?
 
 

乾燥の原因が

その本人にあることが

ほんと多い!!

 

肌が乾燥してしまうとは
どういうことなのか?
肌はどのようにして保湿されるのか
について、お話ししたいと思います。
 
 
 

【肌の保湿メカニズム】

皮膚の水分は、

・皮脂

・天然保湿因子

・角質細胞間脂質

という3つの物質によって
保たれています。
 
(角質層に保持されている水分のうち2~3%を皮脂膜が17~18%を天然保湿因子、残りの約80%は、セラミドという角質細胞間脂質によって守られています。)
 
ところが、
これら3つの保湿因子が、
さまざまな原因で減ってしまうと、
角質層の水分も減少し、
皮膚がひどく乾燥した
皮脂欠乏症になってしまいます。
 
皮脂は水分を保つ大切な膜です。
 
 
汗と皮脂(皮脂腺から分泌される脂)が
混ざり合ったもので、

天然のクリーム

とも言われます。
 
天然の油膜として肌の表面を覆うことで、
水分の蒸発を防ぐとともに、
摩擦抵抗を減らし、
表面をなめらかにしています。
 
また、
皮脂膜に含まれる脂肪酸によって
弱酸性を保ち、細菌の繁殖を防いでいます。
 
皮脂の量と
経皮水分蒸散量(TEWL)は、
逆相関関係にあるために
皮脂の量は多すぎても少なすぎてもいけません。
 
皮脂の分泌が少ないと
肌にザラつきやカサつきが出て
バリアも弱まります。
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反対に皮脂の分泌が多すぎると
肌が脂っぽくベタつき、
皮脂が刺激物質に変化し肌の炎症を招き、
ニキビの要因にもなります。
 

「この皮脂の分泌が多すぎると…」

って書くと、
過剰に反応する人がいますね!

「これが嫌だから、常に肌を清潔に保たなければ…」

となるらしい…

これ、本当に注意!!!

 
ほんと今の時代(特に日本では)は、
この部分を気にし過ぎ!!
心配し過ぎ!
 
そして、このことを助長しているのが、

商品開発

だとも思います。
 

汗 = 汚い 

  = 臭う

  = 悪  

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っていうCMが多い!

「こんな匂いは、周りに嫌われますよ!」

って、強迫観念を植え付ける。
そんな上手なCMにやられて、
ドラックストアに行ったら、
たくさんの商品を買うわけですね。
 
 
話がどんどん本題から離れてしまうので、
この件は、このぐらいにしないと・・・。
 
言いたいことは、

『汗や皮脂は、

 肌を守ってくれている』

ということです。
 
基本的に
肌は自分で肌の状態を
良い状態に保とうとしている
 
良い状態にしようとしている肌に対して
洗剤を使って、洗い流して
保湿剤を使って、保湿して
の繰り返しになっていませんか?
 
 
皮脂膜が重要な機能を果たすためには、
適度な皮脂の分泌が必要です。
 
 
汗や皮脂を必要以上に嫌ってしまうと
乾燥したカサカサ皮膚にまっしぐらです。
 
 
自分が普段から使っている商品について
本当に必要なものなのかどうかを
自分の肌で確かめていかなくてはいけません!
 
そして、
普段から汗をかくことの重要性を
改めて認識しないといけません。
 
 
あなたは、
ここ一ヶ月、
汗をかきましたか?
 
 
参考:Derma No.244 汗の対処法 Update
保湿のメカニズム スキンケア大学
 

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