アトピーに関係する遺伝子変異を知る方法
アトピー性皮膚炎と
深い関わりのある
「フィラグリン遺伝子」
この遺伝子に
変異があるのかどうかを
知る方法をお伝えします。
遺伝子検査をする以外の方法です!
(こちらは確実ですが、一般的ではないですよねww)
前回のブログで、
アトピー性皮膚炎と遺伝子の関係についてお話しさせていただきました。
詳細は前回のブログをご覧ください。
前回のブログ:
「アトピーは遺伝なの?」
フィラグリン遺伝子に変異があると
アトピー性皮膚炎の発症リスクを
高めます。
フィラグリン遺伝子に変異があると
手の皮膚に特徴的な症状が出ます。
それは、
掌紋増強
という症状です。
手のひらに見られる
線状の模様のことです。
(※手相をしめす太い線状のくぼみは含まない)
簡単に言うと写真のように
手のひらの皮膚が乾燥していて
細かいシワがたくさんある状態
のことを掌紋増強と言います。
この掌紋増強や尋常性魚鱗癬といった
症状が認められると
フィラグリン遺伝子が変異している可能性が
高く、アトピー性皮膚炎の発症する
可能性が高くなるということです。
(※掌紋増強のフィラグリン遺伝子遺伝子変異に対する特異度は約90%以上)
前回のブログでも書きましたが、
この症状やフィラグリン遺伝子の変異があると
必ずアトピー性皮膚炎が発症するわけでない
ということも知っておいてください。
この掌紋増強という症状が認められる方は、
アトピー性皮膚炎を発症・悪化させるリスクが
高いので皮膚の保湿などの管理に
気を配る必要があるということです。
ご自身やお子さんの手のひらを見て
この遺伝子の変異があるかどうかを
確認してみてください。