昨日、
医師の先生による
便秘の講演会を
聞いてきました。
 
unti
 
医師が便秘をどのように
捉えているのかを
お聞きできて
学びの多い講演会でした。
 
便秘の症例を通して、
便秘の診断の難しさや
便秘の怖さを伝えてくださいました。
 
概要を簡単にではありますが
お伝えしたいと思います。
 
今は、情報が多すぎて
何を信頼したら良いのか
分からなくなる時代である
ということから、
先生の講演は始まりました。
 
本当にその通りだと思います。
テレビや本やネットなど、
今やたくさんの健康に関する
情報が毎日たくさん目にします。
 
これは、注意しなければなりません!
 
飲み物や食べ物、健康器具などの
商品を売るための宣伝である場合が
多いからです。
だからこそ、情報を見極められる
自分で考えられる能力が
必要となります。
 
また、信頼できる医師や
医療関係者を
見つけておくことは
とても大切であると
私自身、強く思っています。
 
講演では、便秘とは言うものの
診断は簡単なものではないと
おっしゃっていました。
 
患者さん本人の自覚症状は、
参考にはするものの、
診断は、別の客観的なデータ
から行わなくてはならないとの
ことでした。
 
医師の診断は、

・レントゲンやCTで診断
・打診
・腹診(触診)

必要に応じて、
内視鏡での検査を行うとのことでした。
 
一週間に一回しか出ない
というような症状では、

糞石(ふんせき)

といって、
便が硬く(水分が少なく)
固まっている状態に
なっている可能性が
高いとのことでした。
簡単に言えば、

石みたいに硬くなった

ウンチのことですねww

 
この状態になってしまうと
治療は、薬だけでは
困難な場合が多く
浣腸と摘便をする必要がある
とのことでした。
 
また、腸に癌がある場合も
酷い便秘になる可能性が
あるとのことでした。
 
腸の中に癌(腫瘍)が生じると
便の通りが悪くなり、
癌よりも手前の部分に
便が溜まってしまう
状態となります。
 
このような場合も
便秘に対する薬の治療では
効果が出ないことは
明らかですね。
 

【便を出す条件】

・便意
・腹筋
・腸の筋力
・便の素 食べ物
・腸内細菌 善玉>悪玉
・水分摂取
このような条件があるそうです。
 
理学療法士の私としては、
・腹筋(腹圧を高める)の動きの指導やトレーニング
・腸の動きを助けるマッサージ
・腸の動きを出しやすい環境づくり
まとめて言ってしまえば、

『便を溜めずに出すための

 身体づくり』

ということでしょうか。
この辺りの手助けができると
思っています。
 
今回の講演会をお聞きして
 
便秘という症状を簡単に考えず

癌や腸閉塞など、

重大な疾患が無いかどうかを
医師にしっかりと診断してもらう
ことの重要性を改めて
感じさせていただきました。
 
講演してくださった先生
ありがとうございました。

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