ステロイドの4つのデメリット

2020年

04月8日

カテゴリー: アトピー性皮膚炎

アレルギーとたたかうセラピスト
及川文宏より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
福のしま研究会
 YouTubenoteでは、アレルギー疾患に対する理学療法についてお伝えしています。

 

 

アトピー悪化の3つの要因

 

【皮膚バリアを壊しちゃうもの】

 

①界面活性剤

 

②ハウスダストダニ、黄色ブドウ球菌

 

③ステロイド外用剤

 

 

 

今回は、ステロイド外用剤について

【ステロイドの4つのデメリット】

 

ステロイドは、アトピー性皮膚炎に対する治療に使用され、炎症反応を抑えることについて効果を出しています。

 

一方で、皮膚バリアの回復には、至っていないという研究の報告が増えてきています。むしろ皮膚バリアが壊れやすくなるという報告が増えています。

 

 

画像1

1)皮膚が薄くなる

ステロイドで治療された患者の皮膚は、治療していない部分の皮膚と比べて最大で70%薄くなっている(Sheu et al。、1997)。

(同時に、細胞間脂質ラメラの量が減少し、SC-SG界面で膜でコーティングされた顆粒の数が減少します(Sheu et al。、1997; Kao et al。、2003))

 

 

2)乾燥しやすくなる

ステロイドで治療した患者の皮膚は、他の部分と比べて、皮膚から蒸散する水分量が多くなる(Sheu and Chang、1991; Sheu et al。、1997)。

 

 

3)使用方法に関係なく皮膚バリアが壊れる

皮膚バリア欠損は、非常に強力なステロイドの短期使用(3日)から、非常に穏やかなステロイドの長期使用(6週間)まで、ステロイドを使用した一連の治療計画で観察されています(Kao et al。、2003; Cork et al。、2007a、2007b、2008)。

 

 

4)ステロイド中止後のリバウンド

ステロイド治療の中止後のリバウンドによる炎症は、界面活性剤や皮膚に貼ったテープを剥がした時などの他の形態のバリア破壊後に観察されるものと似ています。バリア破壊はタンパク質の連鎖的反応(サイトカインカスケード)の開始を引き起こし、その後に炎症反応が続く(Nickoloff and Naidu、1994; Wood et al。、1996; Kunz and Ring、2002)。

 

 

まとめると

ステロイドのメリット

 アトピー性皮膚炎に関連する炎症を抑える

ステロイドのデメリット

皮膚バリアをさらに損傷する。
それによって疾患のさらなる炎症・悪化を発症するリスクが高まる。

 

だからこそ

 

ステロイド外用剤は、その時の皮膚の状態はもちろんのこと、今後どのような状態にしていきたいかをしっかりと考えた上で、医師と相談し、納得した上で使用していくことが大事だと僕は思っています。

 

 

ステロイドと表皮バリアの関係を詳しく知りたい方は、以下の文献に書かれていますので、参考にしてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アトピー性皮膚炎における表皮バリア機能障害

Epidermal barrier dysfunction in atopic dermatitis
Michael J. Cork, et al.Journal of Investigative Dermatology, 2009

https://www.jidonline.org/article/S0022-202X(15)34442-0/fulltext
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます🍀

 

 

アレルギーとたたかうセラピスト
及川文宏より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
福のしま研究会
 YouTubenoteでは、アレルギー疾患に対する理学療法についてお伝えしています。

 

 

このような症状でお困りの方へ

施術予約はこちらから

  • お電話でのご予約
  • WEB予約はこちら
Top
Responsive Menu Image Responsive Menu Clicked Image